350年間ずっと本尊が見ていた光景

350年間ずっと本尊が庶民を見ていたのがこの光景!
    いつもは撮影不可の宝城坊本堂(薬師堂)本堂が、たまたま大修理の前だけ見学でき、撮影ができた写真です。ご本尊の薬師三尊は平安時代のもので、1000年くらい前に作られ、本堂が修理された350年間前から庶民のお願いを聞き、この光景を見ながらずっと座っているのは本当に大変なことだと思った。私のお願いもこんな感じで見ていてくれたかと思うと不思議な光景に見える。確かにこの目の高さで見ると、生活している目線に比べ、おおらかな気持ちになってくるのは不思議な感覚だ。

  万治 3年(1660年)というと関ヶ原から60年後に、江戸幕府から寄進された立木百本および前本堂の古材を使って修造された建物が現存するこの本堂で、国の重要文化財の本堂も老朽化と虫害の為、2011年1月より5年以上を掛けて本堂の大修理が行われて綺麗になるとのこと。5年後が楽しみです。

本尊の後ろには廊下があり、
そこらじゅうに外の光が入ってくるほど傷んでいたとは驚きです。
とても国の重要文化財とは思えない傷み方だった。

本堂の真裏、本尊の背中の壁に丸い穴が開いている。
穴の正体は説明では鼫(ムササビ)が開けた穴だといっていました。
国の重要文化財だとしてもこんなにゆるい管理だったのかとびっくりした。

日向山 宝城坊 日向薬師

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