Benoiton ブノワトンを超える店になれ[伊勢原]
パンキチと子供の頃から親にも言われ、何はなくともパンがあれば機嫌のいい子供だった私が、伊勢原でオリエント製パンの次にはまったのがブノワトン[Benoiton]です。伊勢原の辺ぴな板戸にできた時、国産小麦にこだわり、天然酵母にこだわったパンでありながら美味しいパンだと思いよく買っていた。そのうちにだんだんお客さんが増えて、店にはなかなか入れないは、予約優先になっていって感じが悪くなっていった。パンも噛めばうまさが広がるシンプルなパンから、脂っぽく甘いパンかお菓子かケーキか分からないようなものが、増えて来て縁遠くなってしまった。創業者の高橋幸夫氏が亡くなり、東日本一とも書かれたブノワトン[Benoiton]も数年まえに閉店となった。
ブノワトンで修行されたパン職人さんが、同じ場所、同じ店舗で、同じ美味しいパンを作り、新しく始めたのがムール・ア・ラ・ムール[Moulus a la Meule] だ。どうも初めて行ったときはブノワトンの大きな看板を意識し過ぎているのか、パンも大きな看板に振り回されていたような感じだった。今回のムール・ア・ラ・ムールはとてもシンプルに自然で、商品のパンも絞っているのか好感が持てる雰囲気に変わり、初めて出かけたブノワトン[Benoiton]のようなパン屋に変わっていた。この画像のカレーとあんこのパンはブノワトン[Benoiton]と同じだと思った。
パンは少し高いが、食べてみれば納得できるものもある。素材を落として手を抜いて安いパンを売るのは他のパン屋さんに任せ、いいものを使って手をかけて美味しいパンをつくるパン屋を続けて欲しい。同じ町内会なのでこれからちょくちょく買に行きます。
Moulus a la Meule
ムール・ア・ラ・ムール
神奈川県伊勢原市板戸645-5
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